メタボリックシンドロームの診断基準は内臓脂肪型肥満+(高血糖or脂質異常症or高血圧)
腸内環境の改善策について
中学校の理科の授業で、小腸は栄養を吸収する臓器、大腸は水分を吸収する臓器と習っているとおもいますが、もしや・・抗酸化物やヒアルロン酸など多くの美容成分も小腸で吸収されると思われる。
また大腸で吸収される水分には水溶性の有効成分も吸収されると予想できますよね。
ドクターズコスメに代表される機能性化粧品によるスキンケアは美容面において大変重要だが、胃腸の荒れからくる皮膚炎など、化粧品では解決できない美容面の悩みも多々あると思われます。
プラセンタを始めとする美容成分は食べていいの?
ヒアルロン酸やコラーゲンを飲食した際、しっかりと肌に届けられているだろうか?
それぞれ経口摂取(クチから食べる場合)による美容効果の臨床試験(エビデンス)が確立されつつあるようですが、やはり腸管の吸収能が落ちるとそこまで(エビデンス通り)の効果は実感できないのではないかとも思われます。
そこで、各機能性成分の吸収能を上げるために腸内環境の改善を考える必要があるのではないかと思います!
まず、腸内はどうなっているのか。
大腸には乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌と大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌、機能が解明されていない日和見菌が生息している。
善玉菌は大腸内で糖を主食として繁殖し、悪玉菌は脂質やタンパク質を主食として繁殖している。
どちらも人間の生体維持には欠かせない働きをしているが、悪玉菌は脂質・タンパク質を分解する際に人体にとって有害となる物質を産生している。そのため、悪玉菌が増加すると体調不良の引き金となる。
また、日和見菌は善玉菌と悪玉菌、どちらか作用が大きい方の働きを助長する役割があるので、悪玉菌が優位になると、その弊害は加速すると考えられる。
また、腸内の細菌は人間が生まれてから摂取してきた食物により変化するため、個々で異なった菌が定着している。
そのため、善玉菌を新たに取り入れてもその菌が定着する可能性は極めて低く、継続的に摂取する必要がある。
ではどうすればいいかと考えると。
腸内環境を改善するために最も重要なことは、自分の腸内に生息している善玉菌を育てることである。
第一の方法として、善玉菌を体内に取り込み善玉菌と悪玉菌の生息比を善玉菌優位にすることがあげられる。
経口摂取した善玉菌は腸内に定着するわけではなく、一時的に悪玉菌の機能を低下させることで腸内にもともと生息している善玉菌の活性を上げることが機序となる。
なお、乳酸菌やビフィズス菌の多くは熱や酸に弱いため胃液で死滅してしまうが、中には胃液では死滅しない菌種も存在し、この生きたまま腸内に届けられる善玉菌はプロバイオティクスと呼ばれる。
第二の方法は、腸内に生息している善玉菌の餌を供給することで、善玉菌の活性をあげることである。
例えば食物繊維は善玉菌が菌叢を作りやすいと言われているほか、オリゴ糖はビフィズス菌の好物とされている。これらの供給物質のことを総じてプレバイオティクスと言う。
また、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせた取り組みをシンバイオティクスと言い、現在最もポピュラーな腸内環境の改善法となっている。
最新の研究では、善玉菌や悪玉菌の環境に左右されず、直接腸管に吸収され、生体機能を向上させる物質があると考えられている。乳酸菌を発酵熟成させ、乳酸菌の代謝産物だけを濃縮した乳酸菌生成エキスを始め、比較的低分子量のポリフェノール類についてこのような効果が確認されている。
これらをバイオジェニックスと表し比較的新しい言葉ではあるが、徐々に浸透し始めていますね。
つまり、腸内環境を改善することで、プラセンタなどの美容成分の吸収率がアップし、大変効率良く有効成分を吸収できるのではないかと考えられますね。