最近、プラセンタは通販で簡単に購入できるようになりました。
通販サイト、TVショッピングなどで販売しているプラセンタも様々で、いろいろなメーカーから販売されていますので、選択肢がたくさんありすぎて、どれを購入したらよいのか迷ってしまいますよね。
そこで、どのようなプラセンタを購入すべきか、注意すべきポイントをいくつかご紹介します。
- 製造工程(抽出方法)=質
- 原料の種類と配合量
- コスト
- 口コミ
人によってどこを重視してメーカーや商品を選ぶのかは異なりますが、個人的には一番最初に見ていただきたいのが、上記1.と2.からなる「安全性」です。
プラセンタは、日本語で言うと「胎盤」であり、コラーゲンやヒアルロン酸とは全く違います。
そのため、どのような動物を使用して、どのようにプラセンタエキスを抽出しているのかはとても大切ですし、どのような公的検査機関を通しているのかも購入する前の判断基準として見ていただくのがベストです。
今日は、プラセンタを製造しているメーカーの安全性について見ていきましょう。
こんなメーカー(製造会社)には気をつけよう
基本的にはどのメーカーも商品を売りたいですよね。
そのため、プラセンタの効果・効能をたくさん並べて、中には口コミをねつ造するメーカーさえあります。
過去にあるテレビ番組が独自でサプリメントの成分を調べたことがありました。(プラセンタではありません)
約30社ほど調べた結果、記載の含有成分や含有量と大幅に異なる結果が出たのが数社
そしてなんと、全く含まれていなかったのが1社あったのです!
一瓶7000円ほどの商品でした。
おそろしい話ですね。。。
購入する側は素人であり、メーカーのどこに注目したらよいのかはよくわかりませんよね。
そのため、まず、絶対に気をつけたいメーカーの特徴をご紹介します。
「気をつけたいポイント」
- プラセンタの効果ばかりで、抽出方法や粉末化方法などの製造工程について記載がない
- どんな環境で育った、どの動物のプラセンタを、どのくらい使用しているのか記載がない
- ネット通販の場合、電話番号が記載されていない
- 電話で質問した際の対応がいい加減
以上の内容が1つでも当てはまる場合は注意が必要です。
記載がいろいろあっても、素人には判断できない記載の仕方があります。
プラセンタの一日の摂取目安量は、プラセンタ原末/純末で100mg以上となっています。
あくまで、純度の高い原末の場合です。
これはプラセンタ注射の1アンプルの量なので、経口摂取が同じ程度体に吸収されるかというと、2-3割程度だという話もあります。
効果は人により異なりますので、商品によっては1日の摂取量が原末で1000mgと提示しているものもれば、2000mg以上とされているものもある理由です。
プラセンタから不純物を取り除いたものがプラセンタエキス
プラセンタエキスから水分と不純物を取り除いたものが原末/純末です。
JHFAマークって?
実は2013年、日本健康・栄養食品協会により、プラセンタ食品の品質規格基準(JHFA規格基準)が公示されました。
つまりJHFAマークを有するプラセンタ商品は、以下の基準が満たされていることを証明するというものです。
- 原材料である胎盤の供給元(農場)が発行した証明書が提出されていること
- 第三者分析機関による原料検査成績書が提出されていること
- 豚と馬の胎盤に限定すること
- 原料とするプラセンタは満期出産時に後産として得られる食用の胎盤であること
- 子宮などの外的器官は含まないこと ※ただし、海外産の場合は屠殺後に胎盤を採取しているところもある
- 原料規格に遊離アミノ酸の含有量の詳細条件を追加⇒単にアミノ酸を追加しただけの偽造プラセンタを排除するため、などなど、他にも詳細な原料規格が盛り込まれています。
- 表示を「純末」に統一すること
- 最低でも純末を100mg以上含有すること
参考:健康産業流通新聞 http://www.him-news.com/news/view/185
消費者としては嬉しい限りです。
「JHFAのマークがついているもの」を大きな選択肢に入れると良いでしょうね!
JBPマークって?
JHFAマーク以外にも業界基準として品質保証の規格があります。
医療用プラセンタの製造元、日本生物製剤(JBP社)の自主規格、「JBPマーク」です。
JBP社の商品はもちろんのこと、1日の摂取量に100mg以上JBP製プラセンタを含む商品に付けることが許可された規格です。
JBP製プラセンタ原料を使って独自の配合で商品を開発・販売する医療機関もありますので、最終的な商品名が違ってもこのマークがついていれば品質は保証されていることになります。
JHFA、JBPマーク以外にも規格がありますので、こちらの記事も参考にしてくださいね。⇒危険なプラセンタ食品を見極めるには
特に医療機関で推奨しているプラセンタサプリは、治療目的としているため推奨摂取量の『桁』が違ってきます。
2000mgというのも充分にあり得ますので、心配な場合は100mgから少しずつ増やして様子を見ていくと良いでしょう。
安全性が高いメーカーの選び方
安全性を第一に販売しているメーカーもきちんとあります。
例えば、肝機能障害の治療薬であるプラセンタ注射「ラエンネック」を開発している日本生物製剤社は、サプリメントも発売しています。
このように、実績あるメーカーから発売されているサプリメントは安全性が高いと考えて良いでしょう。
また、口コミでとても評価が高い馬サプリメント「エイジングリペア」なども、原料となる馬の産地や産地となる国の認めた証明書などを公開しています。
このように、効果・効能や価格ばかりを広告しているメーカーではなく、きちんと安全性について明記されているメーカーを選択するのが大切です。
全額返金保証に騙されない
プラセンタサプリメントを販売しているメーカーの中には、効果が得られなかった場合の返金保証を記載している場合があります。
しかし、この返金保証についてかなりトラブルが報告されており、単なる客寄せに明記している場合もありますので、購入の際は返金保証の条件などをしっかりと確認するようにしましょう。