生理前に起こる、病気とは言えない体の不調、肩こりや冷え、便秘などは、ホルモンが深く関係しています。
これが生理周期に関わらず起こる際にも、ホルモンが関わっていることがあります。
<ホルモン・自律神経・免疫の関係>
人間の体はホメオスタシス(恒常性維持機能)があり、体の状態を一定に保とうとする働きがあります。
機能が保たれていれば、心と体は元気な状態をキープできますが、これが崩れると心や体に不調が起こったり、病気を引き起こすことがあるのです。
ホメオスタシスを維持しているのが「ホルモン系」「自律神経系」「免疫系」の3つ。
これらは、大脳にある視床下部が司令塔となってコントロールし、3つが互いに作用しあいながら、体を保ってくれているのです。
女性ホルモンは、2つのホルモンの増減サイクルでバランスを保っています。ところが、ストレスや環境の変化で視床下部が影響を受けると、ホルモン分泌のコントロールにも影響して、生理周期が乱れたり、生理が止まってしまうこともあります。
体の不調は女性ホルモン
ストレスが重なると生理が乱れる経験のある人は多いと思いますが、これはストレスによる自律神経の乱れが、ホルモンの分泌にも影響してしまうから。
逆に生理や妊娠・出産によるホルモンの変化により、自律神経が乱されることもあります。
同様に、免疫細胞が低下しても過剰に働きすぎても、自律神経やホルモンに影響を与えています。
このシステムをパワーアップしながらバランスを整えるためのポイントをあげてみましょう。
- ① 心身に過剰なストレスをかけないようにする
- ② 睡眠のリズムをつくる
- ③ 食事時間のリズムをつくる
- ④ 食事のバランスを意識し、よくかんで食べる
- ⑤ 適度な運動を習慣化する
- ⑥ ポジティブシンキングで前向きに
- ⑦ 冷え知らずのめぐりのよい体に
えっ?これって、普通の健康的な生活ってことじゃないの???
そう、一番の基本は規則正しくストレスの少ない日常生活。
「そんなこと、わかっているけど、できないの!」という声が聞こえてきそうですね。
では、具体的にその方法をあげてみましょう。