生プラセンタとは?
【生プラセンタとは、動物の胎盤を加熱処理せずに製品にしたものです。】
プラセンタとは、哺乳動物が妊娠・出産するときに母体から排出される胎盤のこと。プラセンタ注射剤やサプリメント、化粧品に使われているプラセンタのほとんどは、豚や牛、馬の胎盤から成分を抽出したエキスから作られています。通常の場合、製造過程で必ず加熱処理を行い、菌やウイルスを取り除いてから使用しています。
一方、生プラセンタは高圧処理や特殊なフィルターなど最新のテクノロジーを使って不純物やウイルス、菌を除去します。非加熱殺菌処理と言われる方法です。プラセンタに含まれる多くの有効成分は熱や酸に弱いので、加熱処理によって効果がなくなってしまうことがありますが、非加熱処理ならこれらの有効成分を損なうことがないので、より高い効果が期待できると言われています。
でも、フィルターを通すだけで本当に菌やウイルスを完全に除去することができるのでしょうか?
生プラセンタのサプリメントを製造・販売しているメーカーによると、フィルターはひとつではなく、複層のろ過装置を使用して、不純物やウイルスを除去しているそうです。殺菌には独自に開発した特殊な瞬間殺菌システムを使用して、加熱せずに瞬時に殺菌。この二つの技術を組み合わせることで、プラセンタの有効成分を損なうことなくウイルスと菌のみを取り除き、質の高いプラセンタサプリメントを作ることができるようになったそうです。安全性については公的機関で安全性の検査を行い、ウイルスは検出されませんでした。
ただし、生プラセンタの製造はつい近年始まったばかり。効能試験の数も多くはないので、本当の効果の検証はこれからであるともいえます。
プラセンタ原液とは?
【プラセンタ原液とは、小さな瓶に入った、プラセンタ100%の美容液のことです。】
胎盤から抽出されたプラセンタエキス100%で構成され、水で薄めたり他の成分を加えたりしていません。胎盤がもともと持っている水分と有効成分のみが凝縮されているので、ヒアルロン酸、アミノ酸のほか、ビタミン、ミネラルがたっぷり。敏感肌の改善や、美白、アンチエイジングなどに高い効果が期待されます。ただし、プラセンタエキスを抽出する方法によって、プラセンタ原液の濃度は変化します。メーカーによって値段もさまざま、有効成分が含まれる度合いにも差があります。
パッケージには「プラセンタ原液」としか表示されておらず、それだけで品質を判断することは難しいもの。購入の際はお試しサンプルを使うなどして少量から試してみましょう。
プラセンタ原液の効果をUPさせるテクニック
質の高いプラセンタ原液は価格もそれなりにするものですから、できるだけ肌に浸透させたいのが本音ですよね。
そこで、プラセンタ原液の効果をさらに高めるテクニックをご紹介します。
まず最初に、肌の汚れや皮脂をしっかりと落として下さい。
メイクの洗い残しなどがあると、プラセンタ原液の浸透率がガクンと下がってしまいます。
そして登場する秘密兵器が「イオン導入器」
イオン導入器は肌に弱い電流を流す装置で、美容クリニックなどでも利用されている美容機器のひとつです。※
※:ホームケア用とクリニック用ではパワーが異なります
プラセンタ原液にイオン導入器を併用すると、電流の力で肌のバリア機能を抑えることができますので、プラセンタ原液の浸透力を各段にUPさせることができます。
ただ注意点として、イオン導入器を使いすぎると肌のバリア機能が弱くなってしまいますので、週1回ほどを目安にして下さい。
また、イオン導入に使うプラセンタ原液は、添加物が含まれていないものを選ぶようにして下さい。
添加物が入っているプラセンタ原液を使ってしまうと、場合によっては防腐剤や香料などまでイオン導入されてしまうことがあります。
オイルベースの美容液やクリームなど油分の多いものも、イオン導入器には適していません。
このようにいくつかの注意点はありますが、イオン導入器はプラセンタ原液の効果をさらにパワーアップしてくれるうれしいアイテム。
お値段はしますが、一度買ってしまえばずっと使い続けられますので、ここはもうひと踏ん張りしてみてはいかがでしょうか?