プラセンタの原料にはどういったものが使われているのか、気になるところです。
一般に売られているのは、馬や豚のプラセンタになります。
よく化粧品やサプリメントで「プラセンタ配合」という文字を見かけますが、この含まれているプラセンタにはきちんと種類があることをご存知ですか?
- プラセンタドリンク
- プラセンタサプリメント
- プラセンタ化粧水
これらに含まれているプラセンタは基本的に動物性のプラセンタになりますが、商品により使用されている動物は異なります。
今回は、プラセンタの種類についてスポットを当ててみましょう。
動物プラセンタの出身地
まずは以下、質が良いとされている各プラセンタの出身地です。
馬プラセンタのおすすめ出身地
北海道産
キルギス産
メキシコ産
羊プラセンタのおすすめ出身地
スイス産
ドイツ産
豚プラセンタのおすすめ出身地
国産SPF豚
プラセンタの種類と特徴
まず、一般的に「プラセンタ配合」と書かれている多くの商品は、「豚プラセンタ」を使用しています。
豚プラセンタは、分子構造が人間と類似しているため、吸収がとても良いとされています。
コストの面でも優れているので、多くの商品は豚プラセンタを使用していますが、安全面での配慮が必要です。
そのため「SPF豚」と表記のある商品が安全性が高く、商品を選択する目安にもなります。
次に、海外で人気が高かったのが「羊プラセンタ」です。
羊プラセンタは、マドンナも使用しているプラセンタなんて噂もありますが、安全性が高いので安心して使用出来るメリットがあります。
ただし、日本ではあまり馴染みがないため、商品化されているものが少ないのと、効果については明確になっていないとも言われています。
そして、動物性プラセンタの中で最強と言われているのが「馬プラセンタ」です。
馬プラセンタは、アミノ酸が豚よりも豊富で健康・美容効果にとても優れています。
ただし、動物性プラセンタの中でも1番高価なため、コスト面ではあまり優れていると言えません。
そして、最後にご紹介するのが人間の胎盤を使用した「ヒトプラセンタ」です。
ヒトプラセンタは、市販の化粧品やサプリメントに使用するのを禁じられているため、入手できるのは医療機関のみとなります。
美容目的や育毛効果を期待する注射や、内服薬にヒトプラセンタは使用されており、肝炎の治療にも積極的に取り入れられています。
もちろん、動物性プラセンタよりも効果は高く、コスト面では一番高いのが特徴的です。
プラセンタの原料の選び方
プラセンタの種類と特徴を見ていただくとわかりやすいのですが、どのプラセンタにもメリット・デメリットがありますよね。
そのため、どれが優れていてどれが駄目だ。などということはありません。
どんなに効果が高いと言われていても、合わない原料もありますし、まずは自分自身の体と相性の良いプラセンタ原料を探してみてください。
ヒトプラセンタに関しては、医療機関でしか取り扱いがないので医師の診察が必要となります。
美容関連の注射などに関しては保険適応外になりますので、そこだけ注意してくださいね。
プラセンタvsコラーゲン
エイジングケアを本気で考え始めた女性にとって、気になるものといえば、プラセンタとコラーゲン。
どっちも体によさそうだけれど、どんな違いがあるの?どちらがいいの?
そうお悩みの方に、プラセンタとコラーゲンのそれぞれの良さをご紹介します。
プラセンタのメリット
プラセンタは、哺乳動物が妊娠した時にできる「胎盤」のこと。サプリメントや化粧品に入っているプラセンタは、豚や牛の胎盤から抽出したエキスを使っています。プラセンタには赤ちゃんをお腹の中で守り育てる栄養がたっぷり。だから、タンパク質やアミノ酸、ミネラル分がとっても豊富。さらに、新しい細胞を生み出す力を持つ「成長因子」(グロスファクター)が入っているのがメリットです。
美容面では、肌のシミ・シワ・たるみといった老化にストップをかけます。肌を生まれ変わらせる、ターンオーバーを促進させるのです。ハリやツヤがアップして、若々しくみずみずしい肌に生まれ変わります。
体全体の健康面からみると、女性に特有の更年期障害に効果的。のぼせやほてり、めまい、そしてイライラ感、疲労感といった様々なトラブルをおだやかに解決してくれます。また、授乳期の女性には母乳が出るようにサポートする力もあります。
コラーゲンのメリット
コラーゲンは、動物の皮膚や、筋肉、骨などを作っているタンパク質のひとつ。細胞と細胞をつなぎ合せて肌にふっくらとしたハリを持たせ、関節がスムーズに動くようにサポートしています。化粧品やサプリメントに使われているコラーゲンは、豚や牛から抽出したもの。ゼラチンをイメージすると分かりやすいです。
コラーゲンはもともと人間の体を構成するタンパク質の1つですが、年齢とともにその質と量が少しずつ落ちてしまいます。それが肌のたるみやシワ、弾力のなさを生むことに。また、爪が割れやすくなったり、髪の毛が細くコシがなくなったりもします。そして膝や腰などの関節痛の原因にもなってしまいます。
コラーゲンは魚や肉などの動物性タンパク質に含まれています。特に、ウナギや鶏肉の皮、牛スジ、ホルモン、手羽先にたっぷり!でも、コラーゲンはもともと分子量が大きいため、これらの食べ物をたくさん食べても、私たちの体内に吸収されるのはほんのわずかしかありません。分子量を小さくして配合したサプリメントなら効果的にコラーゲンを取ることができます。
いっしょに取って、ぷるぷる&もちもち肌に!
プラセンタとコラーゲンが似ているようで全く違うことがお分かりいただけたでしょうか。どちらにもメリットがありますので、両方ともバランスよく取ることをおすすめします。プラセンタとコラーゲンが一緒になったサプリメントもありますので、上手に取り入れてみましょう。ぷるぷる&もちもちな、美肌に近づけるはずです!